こんにちは。
落語が気になっているけど、なにから見たらいいのかわからない。
ひとりで寄席は入りづらい。
教養として落語を知っておきたい。
ライブで落語をみてみたい。
などなど。
落語に興味はあるけど、なかなか足が向かないという方も多いのでは?
今回は、そんな方におすすめの落語家3人を紹介したいと思います。
いうなれば、私の推し落語家3選。
私は、大学生時代に落語を知り、社会人になってからはひとりで寄席に通っているふつうの会社員、そしていまは在宅の業務委託を行うフリーランスです。
今回ご紹介する3人のうち、誰か一人でも出ている落語会は、
初心者の方もきっと楽しんでいただける「当たり」の会になるはず。
落語も生物なので、当たり外れがあります。
しかし、初めて落語を見る方にはなるべく「楽しかった」と思って欲しい。
そのような願いも込めて3人を選びました。
ぜひ最後までお付き合いください。
まずは一人目。
新作落語の天才
滝川鯉八
(たきがわこいはち)師匠
落語は古くから語り継がれている「古典落語」と一から新しいストーリーを生み出す「新作落語」がある。そしてこの方は「新作落語」の天才なのだ。はじめて聞いた新作落語は「おはぎちゃん」。落語の固定概念をひっくり返してくれるような、おはぎがしゃべる落語である。
体格の良い身体から、やわらかい物腰の口調で、適度な間をとりながら淡々とストーリーを語っていく。早口でまくし立てるタイプではないので、初心者の方も聞きやすいだろう。
もちろん、いきなり新作落語から?と思われるかもしれないが、新作落語にハマると不思議と古典落語への興味も湧いてくるから面白い。
ふたりめは、型破りの変人。
春風亭昇々
(しゅんぷうていしょうしょう)師匠
伝統の落語を、いい意味でぶっこわしてくれる貴重な噺家さん。春風亭昇太師匠のお弟子さんでもあります。この方も新作落語を得意としており、新作落語の会など精力的に活動をつづけています。そのお笑いはもちろん面白く、ときに変人に見えるくらいぶっとぶことも。
Twitterのタイトルが「アバンギャルド昇々」ということからもお分かりの通り、ちゃんとふざけてお客さんを楽しませてくれます。この方が出る落語でハズレだったことは一度もありません。
三人目は、親しみやすい現代の巨匠。
隅田川馬石
(すみだがわばせき)師匠
個人的に、私のいちばんの推しの噺家さん。とにかく雰囲気が最高。すらっと着物を着こなしながらダンディーな雰囲気も香るまさに粋な落語家。もちろん落語の腕も桁外れ。現代に生きていながら、落語の世界に入るとフッと江戸時代につれていってくれるような不思議な話力がある。わたしは1回見ただけでファンになりました。はじめてで隅田川馬石師匠にあたった人はラッキーとしかいいようがありません。
以上、落語はじめての方におすすめしたい、わたしの推し3選でした。
落語会を探すときの参考になればうれしいです。
今回もブログを見ていただきありがとうございました。
それではまた次回。