こんにちは。
いきなりですが、ふだん見ているテレビやネットのニュースは世界の全てを伝えているのでしょうか??
答えはノーですよね。
ニュースは身の回りや世界中で数えきれないほど起こり続けています。その全てを報道することは不可能です。
そして、ニュースというと悲劇的なイメージを持つ方もいると思いますが、実はネガティブなニュースと同じくらい、ポジティブなニュースがあることをご存知でしょうか。
ニュースの裏に隠されたポジティブな真実
テレビやネットニュースは視聴率を稼ぐために、センセーショナルで悲しい事件をピックアップします。
そして、その選別作業の途中でこぼれ落ちるニュースがあります。
それは、楽しいことや良くなっていることなどの、地味でポジティブなニュースです。
お弁当で例えたら、スパイシーなから揚げがぎゅうぎゅうに敷き詰められているようなものでしょうか。
みんな大好きなから揚げですが、から揚げオンリーのお弁当はちょっと不自然ですよね。他に白ご飯や卵焼き、おつけもの、野菜があってこそお弁当が完成すると思います。
世の中のニュースも、センセーショナルなものばかりではなく、地味だけどポジティブなニュースが存在します。
そこに注目した本がこちら。
地味でポジティブなニュースが世界を変える
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 https://www.amazon.co.jp/dp/B07LG7TG5N/ref=cm_sw_r_cp_api_E3KCHRN42M3BPN4G1EVN
テレビのニュースとは正反対の情報なので始めは戸惑うかもしれません。
世界はどんどん向上し、「より良い」世界に向かっている。その事実をデータを使ってこれでもかと多くの事例で示しています。
著者は質問形式で世界情勢についての解説していきます。しかしそれに答えようとすると、自分の思っていた情報とかけ離れた答え、事実を突きつけられます。
アメリカのハーバード大の学生など、すごく頭の良い高い人たちですら、誤った思い込みにとらわれていることにも驚きます。
むしろ賢い人こそ、思い込みが激しい傾向にあるそう。
文字が書けない人はまだたくさんいる??
例えば、貧困をジャッジする代表的な指数である識字率。
日本の識字率はほぼ100%ですが、世界の識字率は何%でしょうか?
答えは、80%です。
意外と高いですよね。思い込みとして、アフリカや貧しい国では識字率が極端に低いのでは?と思いがちですが、義務教育が普及してきているため若い人ほど識字率は高い傾向にあります。
そして現在も識字率は向上を続けています。
今後の世界情勢の変化は明るい
アフリカの中でも経済的に豊かな国では、日本の一般家庭と同じような生活を実現しています。
さらにデジタルに抵抗の低い若い世代が圧倒的に多いため、発展のスピードは日本に住んでいる体感以上にスピーディーに進んでいきます。
ビジネスで成功したい人ほど読むべき本
このような現実は知っておいて損はありません。なぜなら、経済の動きを正確に判断できるようになり、ビジネスをやっている人だったらいち早くブルーオーシャンを見つけるきっかけになるからです。
いままで通り、アメリカや中国が世界を動かしているという思い込みのままでいたら、世界の動きにおいていかれてしまうでしょう。
ニュースの裏でうごめいている、ポジティブなパワーを知れば、ふだんのニュースの見方もガラッと変わると思います。
実際に私もネガティブなニュースを減らしたところ、新しい技術やコロナ禍で生まれた新たなビジネスなどに目がいくようになりました。
地味でポジティブなニュースにこそ世界の未来は映し出されている。そんな確信をもてる内容の書籍でした。
ブログをお読みいただきありがとうございました。
それではまた次回。