こんにちは。
出産レポの第3回です。
前回は、予定日を過ぎても子宮口が開かず、ゆったりと構えていた矢先の急展開。ぐっすり寝ている深夜に破水がやってきました。そのまま急いで病院へ。いよいよ出産です。
自室で待機
看護師さんたちにテキパキと分娩の準備をしてもらい、あとは陣痛を待つだけです。
自室についた時のお腹の痛みは、少し重い生理痛のような感じです。
何をしたらいいのか分からず、頭はフリーズ状態。なんとなくお腹に違和感はあるものの、立ち上がったり動くことはできます。
看護師さんに、大体どのくらいでお産になるのか聞いたところ、
「平均点には15〜16時間ですかね。陣痛が長引くと本日中に生まれないこともありますよ。お産は体力勝負だから、なるべく寝ていた方がいいですよ」とのこと。
ひぇー。確かに、ただでさえ体力に自信がないのに寝不足はまずい!眠れるか分かりませんでしたが、すぐに目を閉じました。
陣痛がきた!?
約1時間後、お腹の痛みで目が覚めました。時刻は朝の4時頃だったと思います。
なんだか、お腹がめちゃくちゃ痛い!お腹全体がギューッと押しつぶされるような、例えるなら、エレベーターのドアに挟まれて、そのままものすごいパワーで潰されているような感覚です。
そういえば看護師さんが、お産まで15ー16時間掛かるって言っていたような。ということは、この痛みがあと10時間以上続くの!?先のことを考えるとクラクラします。
痛すぎるので、迷わずナースコールを押します。
優しい声で、
どうされましたか?
、、、お腹が痛いです!
来てくれた看護師さんがお腹にベビちゃんの心音を聞く機会をセットします。
お腹の痛みは、キューっと続いています。
あれ?陣痛って痛みがある時とない時が交互に来るんじゃなかったっけ?
とにかく、陣痛の痛みを和らげるという「ソフロロジー法」という呼吸法を思い出し、やってみますが、うろ覚えで正確にできていないせいなのか、あまり効果は感じられず。看護師さんから言われた深い呼吸の方が痛みが和らぎました。
ナースコールを押しまくる
部屋に来てくれた看護師さん、助産師さんは、背中をさすって、大丈夫ですかー、痛いよねーと励ましてくれます。
しかし看護師さんたちも私に付きっきりではなく、少し落ち着いたら退室。ひとりで痛みに耐えます。
そして時間とともにお腹は容赦なくどんどん痛くなり、もう耐えられない!と再びナースコール。看護師さんが背中をさすってくれて、しばらくして退室。この攻防を数回繰り返し、再びナースコールを押したら、
他の患者さんもいるので、少し頑張ってくださいねー!
とやんわり注意され(笑、しばらく耐えます。
しかし、痛いものは痛い。どうしたら来てくれるの?と考え、そうだ、痛みの間隔を計ってみよう!と部屋の時計を見ます。
陣痛間隔5分!
めちゃめちゃお腹が痛くなったあと、痛みが引いて深呼吸、そしてまた激痛の繰り返し。計ってみたら、その間隔なんと5分!陣痛の間隔は、通常10分になったらもうすぐ産まれると言われているのですが、その間隔をとっくに超えています。
これはナースコールだ!とすぐにボタンを押し、
痛みが5分間隔です!
と伝えたらすぐに来てくれました。
看護師さんがもう一度確認し、確かに陣痛きてますね、と冷静に対応してくれます。そして腕時計を見て、
5時半スタートです。
と時刻をチェックし、用紙にメモしています。
、、?スタート?いまスタートって言った?いままでの痛みは陣痛じゃなかったの!?
これからまだまだ続くであろう痛みに絶望しつつ、テキパキと準備してくれる看護師さんが引く車椅子に乗って、分娩室へ向かいます。
つづく。
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