オリンピックまであと17日
実感がない。
もちろん優勝インタビューではありません。
東京オリンピックです。
東京で肌でオリンピックを感じられると思いきや、まったくその気配がない。
仕事で毎日銀座に行くけれど、いつもと変わらない。緊急事態宣言があけて道ゆく人は少し増えたけれど、それだけ。
うきうき感とかワクワク感はどこにも見当たりません。
代々木では着々と準備が進んでいるようですが、その気配はどこにも拡散されず。
どこかの評論家が言っていた、
オリンピックはやめても地獄、進んでも地獄。
まさにこういう状態なのだと思います。
あれほど歓喜に沸いたオリンピック招致成功の中で誰が今のような事態を想像できたでしょうか。
まるでスポーツの祭典から、世界のハズレくじになってしまったような、オリンピックの末路。
オリンピックで一発当てようと鼻息を荒くしていたビジネスマンもいまはそれどころではないでしょう。
連日放送される、来日した選手団の陽性者発覚。だれかを悪者に仕立て上げたいマスメディアの熱量だけは止まりません。
それでもウェルカムの心は残っている
こんな冷めた雰囲気でも、なぜかウェルカムの気持ちは残っているのは不思議です。
もちろん、来日なんてとんでもないと良く思っていない人は私の周りにもいます。
しかし私はそうは思えないのです。
わざわざ今の時期に検査を何回も受けて、ワクチン接種して、周りの心配や厳しい目にも耐えて来日してきたオリンピック関連の人たち。
アジアの極東、日本はどの国からも遠い国でしょう。資金も潤沢にある国の方が少ないという現実もあります。
来日した人々は、程度の差はあるものの、覚悟を決めてやって来た人たちです。
リスクを考え、対策を行った上でそれでもオリンピックに出場するという選択をとった勇気ある人たちです。
文句を言うのはいいけれど、歓迎する気風があってもいいのではないのか。
おもてなしの心は残っていると思うのです。
ようこそ、日本へ。
余談ですが、開会式が好きです。
華やかな演出ではもちろん、各国の選手のユニホームを見てどの国がかっこいいとかあーだこうだ話している時間が幸せです。
ではまた次回。